世界一の彫り師を目指している主人公「ジミー」と、仲間達の高校生活が描かれた不良漫画『ギャングキング』
迫力の喧嘩シーンはもちろんですが、夢に向かって進んでいく主人公の心の葛藤まで丁寧に描かれた作品です。
今回は、そんな最高の漫画『ギャングキング』について以下の内容を紹介します。
- 不良漫画『ギャングキング』のあらすじ
- 魅力的な主要キャラ紹介
- 『ギャングキング』を読んだ人たちの評価
『ギャングキング』を全巻読んだ感想なども紹介しているので、ぜひ最後までご覧になってください。

作品情報

作品名 | ギャングキング |
最終巻 | 37巻 |
作者 | 柳内 大樹 |
ジャンル | 不良漫画、青年漫画 |
2003年に連載が発表され、担当編集者との意見の相違により休止、レーベルを変え再開。2021年についに完結となった漫画『ギャングキング』。
「彫り物」に魅せられた主人公が、仲間たちと共に成長し夢に向かっていく姿を描いた不良青年漫画です。
2020年12月時点で、単行本の累計発行部数1200万部を突破している大人気漫画『ギャングキング』。
『ギャングキング』の作者は「柳内 大樹」さん
『ギャングキング』の作者は、富山県出身の漫画家「柳内 大樹(やなうち だいじゅ)」さん。
2008年から漫画家として活動されている柳内大樹さんは、今回紹介している『ギャングキング』の他にも『セブン☆スター』や『ガキ☆ロック』など数々の大人気漫画を発表しています。
なかでも、『ガキ☆ロック』はドラマ、映画での実写化が話題となりました。
『ギャングキング』のあらすじ

薔薇十字学園高等学校(通称:バラ学)の1年「ジミー(大西勝也)」は、幼い頃に命を救ってくれた人の背に描かれた「不動明王」の彫り物を見て強い憧れを持ち、世界一の彫り師を目指します。
自分の夢を理解してくれる仲間たちと楽しく学校生活を送っているジミーですが、喧嘩の強さや知名度の高さから本人の意思とは関係なくギャングの抗争に巻き込まれていくことに。
次々と現れる凶悪な敵との戦いを乗り越え、仲間と共に成長するジミーの姿が描かれ「夢・愛・友情」がたっぷり詰まった青春不良漫画です。
主要キャラ
強くてカッコいい男達がたくさん登場する『ギャングキング』。
ここからは、登場人物の中で物語に深く関わるキャラたちを厳選して紹介します
ジミー(大西勝也)

バラ学工業科1年、本書『ギャングキング』の主人公ジミーは、幼少期に命を救ってくれた人の背中にあった”彫り物”に憧れ、世界一の彫り師を目指し修行中。
中学時代に、自分で自分の体に彫り物を入れたことから「和掘りのジミー」と呼ばれています。
「夢・筋・仲間」の3つを大事にする真っ直ぐな男。
バンコ(坂東英治)

バラ学工業科1年、ジミーの相棒で頭の切れるバンコ。中学時代に転校した学校でジミーと出会い、ぶつかり合いながらもいつしか2人は意気投合し行動を共にするようになります。
バラ学では「なんでも屋」として主に女子生徒の情報を男子に売って稼いでいます。その情報の広さは他校の女子の情報まで知っているほど。
ちなみに「チビ」と言われるとキレます。通称「ニトロバンコ」
サイコ(米沢米助)

バラ学工業科1年、カッパのような髪型のサイコ。石川県から転校してきた彼は、転校初日にジミーのいる「バラ学」1年のトップを狙いますがあっさり撃沈。
落ち込むサイコでしたが、上級生相手に喧嘩していたジミーの圧倒的な強さを見て、憧れと同時に「こいつみたいに強くなりたいと」と決心しジミー達と一緒に行動するようになります。喧嘩は弱いが根性は本物。
サイコについてもっと詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。
ネタバレあり【ギャングキング】変な髪型だけどカッコいい|サイコの強さや名言紹介
ゾンビ(由美かおる)

バラ学工業科2年を仕切る男ゾンビ。ギャングチーム「ジャーム(バイ菌)」のリーダーとしても名が知られています。
バイブを武器にして喧嘩する危険度No.1の登場人物で、どんな手を使っても絶対に勝つ喧嘩をします。
ジミーやバンコから”アブナイ人”として恐れられる存在。通称「ナンパ通りのケンカ屋」
キャンディ(地井岳雄)

バラ学普通科1年、暴走族「狂天動地(きょうてんどうち)」総長でありながら、実はバラ学普通科の特待生という超優秀なキャンディ。真面目で正義感の強い性格からか、暴走族のメンバーたちと気が合わないこともありがちで、仲間と心から楽しそうにしているジミーの姿をみて興味を持ちます。
身長189㎝の大男。通称「ビック・ザ・ブドー」
ピンコ

私立卍牡丹高等学校(通称:ボタ校)の生徒会長でありながら、夜はギャング界No.1「ジャスティス(正義)」のリーダーとして裏の世界とも繋がるピンコ。力に対しての執着心が強く「力とは何か?」を常に模索しています。
自分の正義を貫くためギャングのトップ「ギャングキング」を狙う野心家。
マッスル(舛添洋一)

バラ学工業科3年、荒くれ者たちが集まるバラ学の頂点マッスル。ピンコに勝った過去を持ち、中学生時代のジミーに唯一”恐怖”を教えたほどの強者。
高校3年生とは思えない顔と肉体の持ち主で、説教癖があり、ジミーや後輩たちによく説教しています。
作中最強クラスの実力を持つマッスルですが、ジャスティスの「モンタナ」と出会うことで、自らも初めて恐怖を体験しています。
『ギャングキング』全巻読んだ感想
不良漫画だけあって喧嘩シーンは迫力満点、打撃から関節技、プロレス技まで出てきます。
喧嘩シーンやギャグシーンの中に、絶妙なタイミングでシリアスな場面も含まれていて、気づけば「ギャングキング」の世界にハマっていました。
『ギャングキング』を初めて読んだのは10代の頃でしたが、30代になって改めて読んでみると違う視点で読むことができ、当時はただ単に「カッコいい」と思いながら読んでいたシーンも。大人になった今では心に”グッとくる”名シーンに変わっていました。
『ギャングキング』のココがスゴイ !!

ジミーが考え成長していく姿が丁寧に描かれている
序盤は自分の正義を真っ直ぐ貫くジミーですが、作中ではその考えを否定される場面も多く描かれています。
否定されても自分を貫くだけでなく、たくさん悩んで自分なりに答えを出していくジミーの姿は、人間味に溢れていてとても魅力的。
グッとくる名言
「ギャングキング」では、ジミーを含む多くの登場人物が、心に染みる数々の名言を残しています。
その中でも、個人的に1番好きだった名言がこれ。
「「 最悪のことがイメージできている奴 」」
アネに「本当に強い男ってなに?」と質問されてジミーが返した言葉です。
女性と一緒にいる時に喧嘩しないジミーは、自分がやられた時に女性がどうなるか想像できているそうです。
喧嘩には自信のあるジミーですが、女性がいる場合には最悪を考えて喧嘩をしないなんてカッコ良すぎる!
他にも『ギャングキング』にはたくさんの名言が出てくるのでご自身で見つけてみてください♪
魅力的なジミーの仲間達
ジミーの通うバラ学工業化には、ジミーに惹かれて入学してきた猛者たちがたくさん登場します。
ゴクドーくん、アラーキー、ジェット、火の玉ボーイのヒロシなど個々で別の漫画ができるのでは?と思わせるほど魅力的な面々。
どの登場キャラも個性的でものすごく魅力的!
みんなの評価
ここからは、『ギャングキング』を読んだ人たちの感想や評価をTwitterの投稿から紹介します。
遅ればせながら最近私の中でギャングキング熱がめっちゃ来てる。前に読んだときはメンソールの方にハマってたんだけどあらためて読み直したらめっちゃ面白くて。ヤンキー漫画は今日俺がダントツだったんだけどそれに次ぐくらい好きな作品。バンコがもう好きすぎる。
— 无 (@sei___setsu) November 13, 2021
うちの中で流行ってるヤンキー漫画一生ギャングキング
— 宇宙チンチラ (@galaxxxy_fluff) November 8, 2021
ギャングキング完結してたん…!?休止してたのにいつの間にか復活して完結している…。あれはいいヤンキー達の漫画だった…
— の@masamune (@chiisaibouken) November 13, 2021
今日『ギャングキング』読み終わったんだけど……め…めっちゃ……めっちゃええやん……バンコォ……お前、お前……!
— 東川 (@hghgriver) November 8, 2021

『ギャングキング』はこんな人におすすめの漫画
- 「IWGP」が好きな人
- カッコいい不良が好きな人
- 夢を追いかけている人
不良漫画が好きな人にはとりあえずおすすめ。『IWGP (池袋ウエストゲートパーク)』の世界観と少し似ている部分もあるので、IWGPを好きな人は絶対に好きです。
他にも、大人になって忘れてしまう夢の大切さや仲間の大切さを改めて教えてくれる漫画なので、僕と同じ30代ぐらいの大人にも読んで欲しいですね。
ジミーを見ていると子供のころの素直で真っ直ぐな気持ちを思い出させてくれます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、不良漫画『ギャングキング』のあらすじや主要キャラなどを紹介しました。
主人公ジミーのカッコ良さだけでなく、悩みを乗り越え人として成長してく姿や、夢に向かっていく姿が丁寧に描かれた漫画『ギャングキング』。
気になった方は、ぜひ読んでみてください。